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JPDA西日本委員会 勉強会 チャンス-3

たねやの種

開催情報
開催レポート

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講師:松本 徹 氏 (たねやグループ・クリエイティブディレクター)

開催日時:平成25年11月21日(水)14:30~17:30
開催場所:日牟睡(ひむれ)ヴィレッジ内 たねや日牟睡の舍 2階
参加者数:45名(会員40名、一般5名)

2013年度3回目の勉強会・チェンジ3は、地域発信のブランディングに迫る「たねやの種」と題し、たねやグループ・クリエイティブディレクター・松本徹氏に講演をお願いしました。
「たねや」は文字通り、植物の種を扱う「種屋」として江戸時代に近江国で商いを始め、1872(明治5)年に菓子業を創業、今では洋菓子の「クラブハリエ」を加え、全国の有名百貨店や路面店で合わせて約40店が展開されています。

講演会は、たねやの本拠地である近江八幡の日牟禮ヴィレッジにある「たねや日牟禮の舎」で行われました。
当日は、平日の昼間にもかかわらず「クラブハリエ日牟禮館」と合わせ、たくさんのお客さまで賑わっており、その人気ぶりにあらためて驚かされました。

そもそも和菓子の世界は「ハレの日のお菓子は京都で」という慣習が根強く、地元のお客さまもお茶会には京菓子を求められるそうです。
そこで、京の「みやび」に対し「ひなび」た素朴さこそたねやの原点と考え、近江八幡の自然を大切にし、「自然から学び自然に訊く」という菓子作りの思想を守りながら、その考えを、環境に取り組む企業経営にまで貫かれて来たそうです。

パッケージやパンフレットや店舗のデザインを、全て社内のデザイナーで手掛けられているところに、細部にまでそうした精神を行きわたらせようとする姿勢を感じることができました。

また今回の勉強会では、オプションコースとして、米国人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した建物(クラブハリエ日牟禮館もヴォーリズの設計)や、日本初のアールブリュット(障害のある作家)専門の美術館であるNO-MAの見学なども行い、とても充実した勉強会となりました。

担当委員会:西日本委員会
担当理事:井上 聡/藤井本道/藤田 隆/森 孝幹
担当委員:三原美奈子(委員長)/今北紘一(副委員長)
/折口将司/金谷知佳/津乗康祐/堀本侑佑/三河内英樹/山内理恵

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