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中日本デザイナーズセミナー「日本古来よりのもてなしと心の包み方」

開催情報
開催レポート

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講師:森 日和 氏(礼[いや]のこと代表)

開催日時:平成25年9月25日(水)15:00~17:00
開催場所:スペースパレッタ会議室
春日井市勝川町7丁目37番地ネクシティパレッタ2階
参加者:15名

中日本地区のデザイナーズセミナーを礼法講師として多方面でご活躍されている森日和さんを京都からお招きして開催しました。15名の参加を得て大変有意義な時間でした。

冒頭に「礼儀作法」の意味について森さんは、「礼儀」とは目の前の相手の気持ちを大切にすること、「作法」とは、それを形にして表すこと…と。

日本人は古来より「和するこころ」を大切にしてきました。
「和するこころ」とはまさに相手の気持ちを第一に思うこと。
そして、感謝の気持ち、畏敬の念を持って事に当たること…。
「命(いのち)」とは生(い)きるための知恵(ちえ)」だから、い・の・ちという言葉となった。
普段何気なく使っている「礼儀」という言葉の意味をあらためて知ることとなりました。

日本人の根底には「清浄感」という、自分ではなく相手のことを尊ぶ想いが流れていること、包むという行為はそれを形にして表しているというお話。包むという文化は奈良時代から脈々と受け継がれてきました。
「つつましい」「つつましやか」の語源も実は「包む」です。
折り包むことで心を穏やかにするという意味がある。
「慈しむ」、「育む」、そして「大切にする」という意味があるというこのお話も大変心に落ちるお話でした。

「包む」ことを仕事にしているパッケージデザイナーにとって、今回のお話はまた違った角度からのアプローチともなり大変有意義なセミナーとなりました。時間の制約もあり、折り方や風呂敷のお話が詳しくお聴きすることが出来ませんでした。
また機会があれば再登壇をお願いしたいと思っています。

担当委員会:中日本委員会(愛知・岐阜)
担当理事:八木勇達

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