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JPDA西日本交流委員会

JPDA西日本交流委員会 新春交流会 2025

JPDA西日本交流委員会 新春交流会のご案内です。
第一部のセミナーでは、香川と滋賀を拠点にデザインの領域を超えて活躍される 香川大学 創造工学部 准教授 南 政宏氏をお招きし、地域課題とデザイン教育の現場についてたっぷりとお話いただきます。

開催日
2025年03月17日(月)15:00 ~ 2025年03月17日(月)20:30
開催情報
開催レポート

■第一部 セミナー /南 政宏 講演会〜地域課題とデザイン教育の現場から〜
日時:2025年3月17日(月) 受付15:00〜 開始15:30〜17:50
場所:株式会社ミルボン 中央研究所(大阪府大阪市都島区善源寺町2-3-35
講師:香川大学創造工学部 准教授 南 政宏氏
参加費:JPDA会員 2,500円/一般 3,500円/学生 2,500円(全て税込)
※JPDA学生賛助会員の方はJPDA会員よりお申込ください。
※学生(賛助会員以外)は受付で学生証をご提示ください。

【タイムスケジュール】
15:00~15:30 受付開始
15:30~17:00 開演
17:00~17:20 質疑応答
17:20~17:30 休憩
17:30~17:50 新入会員紹介
※セミナー終了後、新入会員紹介がございますが、会員以外の方は退室されても結構です。
※第一部セミナー終了後、交流会参加の方は第二部交流会 会場へ各自ご移動ください。

■第二部 交流会
日時:2025年3月17日(月) 18:30〜20:30
場所:パーティースペース&バー オープンドア(〒530-000 大阪府大阪市北区梅田1-3-1)
https://www.1bld.com/shopguide/gourmet/10461/index.html
※入り口は大阪駅前第1ビル 地下1階となります。
参加費:5,000円(税込)※立食形式
定員先着:70名
締 切:3月13日(木)23:59

■お申込:下のボタンから申込ページへ〔外部サイト:STORES予約〕
お申込受付後にSTORESから予約完了の自動メールが届きます。
お申込時に、メールアドレスの登録を間違えると確認メールが届きませんのでご注意ください。
第一部、第二部共に参加する方はそれぞれお申込ください。
※セミナーのみ、交流会のみの参加も可能です。
※キャンセル期限は3月13日(木)15:30までとなります。

【領収書について】
第一部、第二部共に、当日受付にてお渡しします。

ご案内PDFはこちら>>>ダウンロード

 

「新春交流会2025」
開催日:2025年3月17日(月)15:30~17:50
会 場:株式会社ミルボン 中央研究所
司会者:巨椋栄蔵
出席者数:51名

交流会:18:30~20:30 パーティースペース&バー オープンドア
出席者数:49名

2025年3月17日、JPDA西日本委員会は新春交流会を開催し、「地域デザイン」をテーマに特別講演会を行いました。ゲストに迎えたのは、パッケージデザインの国際賞である「ペントアワード」で金賞受賞の実績を持つ、香川大学の南政宏准教授(以下、南先生)です。人材育成にも力を注いでおり、「JPDA学生賞」においては2023年から2年連続で全国最多の入選者を輩出するなど、教育現場での実績も高く評価されています。
講演の前半では、具体事例を交えながら南先生が中小企業のクライアントと関わる中で実感した、デザインやブランディングの持つ力とその重要性を紹介し、後半では、大学で実際に取り入れているデザイン教育の手法や、「JPDA学生賞」への挑戦の裏側などを語られました。

■鮒ずし、新パッケージで売上199%増へ
国際コンペティション「ペントアワード2020」の食品部門で金賞を受賞した「あゆのひらき」と、銅賞を受賞した「献上子持ちあゆ」は、滋賀県の老舗鮎卸業者・木村水産の依頼で手掛けられたパッケージデザインです。
それまで同社では、地域の印刷会社にパッケージデザインを依頼していましたが、南先生が手掛けた「鮒ずし」の新パッケージが、前年比199%という売上を記録したことを契機に、約10年をかけて「佃煮」や「雑炊セット」、「うなぎ蒲焼オイル漬け」など、次々と商品パッケージを刷新。“最後の砦”であった包装紙のリニューアルにも着手し、売上向上だけでなく販路の拡大にもつながるなど、大きな成果を生み出しました。
地域の中小企業の多くには、デザインを軽視する傾向が見られます。木村水産も当初は同様でしたが、売上への直接的な効果を実感するなかで、次第に意識が変化し、最終的にはブランディングにも結びついていきました。
「地域でのデザイン活動には、コストや意識改革といった課題もあります」と南先生は現実を明かす一方で、「ダイレクトに成果が見える点にやりがいを感じる」とも語り、地域に根ざしたデザイン活動の意義を強調しました。

■アナログ重視、手足を動かせ!
南先生は2022年より、香川大学創造工学部・造形メディアデザインコースで教鞭を執られています。
中でも力を入れているのが、JPDA主催の学生コンペ「日本パッケージデザイン学生賞」です。2年生の後期授業(全8回)で作品制作に取り組み、学生たちは“モノづくり”の難しさを実感しながら、自らの現在地を認識し、実践を通じてクリエイティブ力を養っています。
南先生の授業の特徴は、早い段階から手を動かし、制作に入ることです。
プレゼンテーションでは、ラフスケッチに加えてカンプの提示を必須としており、「ブラッシュアップの回数を重ねることで作品の完成度が高まる。その重要性を学生たちに体感してもらいたい」と語りリアルなデザイン現場の感覚を伝えています。
また、作品づくりのプロセスにおいては「アナログ重視」の姿勢を貫き、「自分の手足を使って汗をかいた経験こそが、コンペで勝てるデザインにつながる」と力説。AI活用のメリットにも触れつつ、「本当に鋭い提案をするには、どれだけ多くの情報をインプットしているかが鍵。現場にはインターネットでは得られない“ヒント”があふれている。ネットの情報だけに頼ると引き出しが狭くなり、発想も平凡になる」として、アナログの重要性を何度も強調されていました。

■「答えは場所にあり」…
南先生のデザインの原点は、学生時代に専攻していた建築学にあるといいます。恩師の言葉「答えは場所にあり」を今も大切に胸に刻み、デザイン活動の軸とされています。
また、南先生のデザインアイデンティティである「立体感を重視したスタイル」にも、建築学で培った視点や感性が色濃く反映されているそうです。
特別講演の締めくくりでは、若い世代のデザイナーに向けて、「急速に変化する世界に無理に追いつく必要はありません。ただし、常に自分をアップデートし続けてほしい」と語り、「自分の成長が止まることだけは避け、世の中が今どう動いているかを敏感に察知してもらえれば」とエールを送りました。

講演会終了後は、会場を「パーティースペース&バー オープンドア」に移して懇親会が開かれました。会場内では、講師を交えた交流のほか、パッケージデザイン談義に花を咲かせる会員の姿や、初参加の非会員との活発な意見交換も見られ、終始、にぎやかで活気あふれる懇親会となりました。

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