おいしい東北パッケージデザイン展2014と 『TOUHOKU×デザイン』フォーラム2014への協力
2014.11.28 〜 12.01
おいしい東北パッケージデザイン展2014
2014年11月28日~12月1日、東北経済産業局・主催、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)・共催の「おいしい東北パッケージデザイン展2014」が開催されました。
JPDAは、「東北におけるパッケージデザインの創造・活用事業の支援」の趣旨に賛同し後援を行いました。
この展示会は、東北地域の食品を製造する企業10社の、お菓子、スープ、ラーメン、調味料などの商品10品に対して、新しいパッケージデザイン案を全国のデザイナーから募集し、厳正な審査を行い、受賞作品と入選作品を東京エレクトロンホール宮城にて展示。さらに優秀なデザインは、製造する企業と共に商品化を検討するというものです。
JPDAからは、加藤芳夫理事長と、梅原真理事が審査員として参加。
2014年11月7日、東京ミッドタウン・デザインハブにて、JAGDAの審査員や参加企業の関係者の方々と共に、パッケージデザイナーならではのポイントや視点から審査を行いました。
応募された作品数は623点(一般406点/学生217点)と多く、東北支援への関心の高さを感じました。
入選総数は270点(一般207点/学生63点)。
その中から、優秀賞を各商品から1点ずつ、学生賞や、加藤芳夫賞、梅原真賞などの審査員賞が選ばれました。
『TOUHOKU×デザイン』フォーラム2014
「おいしい東北パッケージデザイン展2014」期間中の2014年11月30日、「『TOHOKU×デザイン』フォーラム2014」が開催。その中で、JPDA梅原真理事による基調講演が行われました。
テーマは、「あたらしいアタマがひつようです」。
会場となるホテル法華クラブ仙台に用意された200席はほぼ満員。地方で活躍する梅原理事の、地方の食産業におけるデザイン力とは何か、その魅力や課題、そして必要性についての話は説得力があり、みなさん真剣にお聞きになっていらっしゃいました。
また、パネルディスカッションでは、加藤芳夫理事長が、JAGDAの福島治さん、左合ひとみさんと共にパネリストとして登場。「受賞作品を巡るデザイナーと企業の視点の違い、本音トーク」のテーマで、デザイン対象企業の方々の疑問にお答えしたり、東北の食産業の抱えるデザインの課題について話し合いを行いました。
同時に、表彰式、交流会も行われ、東北在住の若いデザイナーの方々との交流を深めました。
おいしい東北パッケージデザイン展 in Tokyo28〜
2015年3月6日~3月29日、東京ミッドタウン・デザインハブで入選作品270点の巡回展が行われました。
初日には、トークイベントが開催され、東北経済産業局の木村潤さん、東北で中小企業支援をされている三輪宏子さん、JAGDAの福島治さん、左合ひとみさんが「東北の食産業とデザインの現状」についてお話をされました。
JPDAからも、加藤理事長ほか、多くの会員が出席し、興味深く耳を傾けました。
その後に行われたレセプションでは、東北、東京などの垣根を超えた交流が行われました。
現在、2014年優秀賞の10商品のうち、3商品が受賞デザインで発売されています。
さらに5商品が発売に向け準備を行っています。
詳細情報: JAGDAサイト
http://www.jagda.or.jp/information/jagda/2238
写真提供:JAGDA