東北プロジェクト

Report

日本デザイナー芸術学院仙台校でのワークショップ&セミナー

2015.09.05

開催日時:2015年9月5日(土)
場  所:日本デザイナー芸術学院仙台校
講  師:江藤正典(アドブレーン)/竹澤さつき(サンデザインアソシエーツ)/鈴木智晴(ポーラ)

2013年の東北未来NOREN展の際に、参加協力を募る意味と東北でデザイナーを志す学生達への応援と交流のためにセミナーとワークショップを行った日本デザイナー芸術学院・仙台校で、第二回目のパッケージデザインとブランディングについてのセミナーとワークショップを行い、40名ほどの生徒が参加しました。
一方的に教えることだけではなく《共有する》ことを目的としました。

第一部は、江藤理事によるパッケージとブランディングについての講義。実際の仕事を通じての知見やデザインよる問題の解決方法、コンセプトの作り方やアイデアの核を見出だす方法として関連するキーワードの連結から思いもかけない切り口を探る方法論、海外アワードの審査を通じて感じたデザインの可能性、自身のトライヤルとして今取り組んでいるプロジェクトについて、難しいことを単純化して考えるというテーマでお話ししました。

第二部は、ポーラの鈴木氏による化粧品パッケージの形状の設計や素材選定の方法、デザインする際のターゲットの捉え方など、製品の裏側に隠された企業の取組みを紹介する内容の講義。女性が日常使うもの、特別な高級品、男性用など、様々なカテゴリーの製品を扱うポーラが、どこにこだわり何を大事に考えて製品の装いを作り上げているのかをお話ししました。

第三部は、サンデザインアソシエーツの竹澤氏によるワークショップ。5〜6名のグループで仙台の名物である「ずんだ」と「牛タン」を使った製品アイデアを「キーワードの連結・連想法」をつかってブレーンストーミングを行いながらディスカッションし、時間内に企画をまとめあげ、グループごとにプレゼンテーションをしてもらうという内容でした。
生徒達のアイデアは、自由で、笑える、明るい、自分の意見を伝えたい、ポジティブなものが多かったと思いました。

ワークショップ終了後に、生徒達との交流会、また先生・協力いただいている仙台の若いクリエーター達との交流の時を持ちました。

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